問題
ストラテジ系
問1 E-R図を使用してデータモデリングを行う理由として,適切なものはどれか。
選択肢
- ア業務上でのデータのやり取りを把握し,ワークフローを明らかにする。
- イ現行業務でのデータの流れを把握し,業務遂行上の問題点を明らかにする。
- ウ顧客や製品といった業務の管理対象間の関係を図示し,その業務上の意味を明らかにする。
- エデータ項目を詳細に検討し,データベースの実装方法を明らかにする。
解説
正解:ウ
概要
この問題は、E-R図(Entity-Relationship図)を使ってデータモデリングを行う目的を問うています。E-R図は、業務で扱うデータの対象(顧客・製品など)と、それらの関係を整理して表すための図です。
正解の理由
E-R図は、顧客や製品などのエンティティ(管理対象)と、エンティティ間の関連(1対多など)を図で表現し、データの意味や構造を明確にします。業務手順の流れではなく、業務上の管理対象同士の関係を整理するのが主目的です。したがって、管理対象間の関係を図示して業務上の意味を明らかにするという説明が正解です。
各選択肢の解説
ア(×): 業務上のデータのやり取りからワークフローを明らかにするのは、業務フロー図やデータフロー図の役割に近いです。E-R図は処理の順序や流れではなく、データ同士の関係構造を表すため不適切です。
イ(×): 現行業務でのデータの流れを追って問題点を見つけるのは、業務分析やデータフロー図で行う内容です。E-R図は「流れ」ではなく「データの構造と関係」を示すため、この説明は誤りです。
ウ(〇): 顧客や製品などの管理対象をエンティティとして捉え、それらの関係を図で表すのがE-R図です。これにより、業務で扱う情報の意味関係やデータ構造を整理できるので適切です。
エ(×): データ項目の詳細検討や実装方法の決定は、テーブル定義や物理設計などの段階で行います。E-R図は概念設計寄りで、実装方法そのものを直接示すものではないため誤りです。
ポイント
E-R図は「業務の流れ」ではなく「管理対象(エンティティ)とその関係」を表す図だと整理して覚えるのが重要です。