問題
問36 合意したサービス提供時間帯のうち,実際に顧客がITサービスを利用できた時間の割合で表されるものはどれか。
選択肢
- ア可用性
- イ機能性
- ウ効率性
- エ使用性
解説
正解:ア
概要
ITサービスの品質評価では、サービスがどれだけ利用可能であったかを示す指標が重要です。この問題は、合意した提供時間のうち実際にサービスを利用できた割合を表す概念を問うています。
正解の理由
可用性とは、システムやITサービスが利用可能な状態で稼働している割合を示す指標です。一般的には「実際に利用できた時間 ÷ 合意されたサービス提供時間」で表されます。したがって、顧客が実際にITサービスを利用できた時間の割合を示すものは可用性です。
各選択肢の解説
ア(〇): 可用性とは、システムやサービスが必要なときに利用できる状態である度合いを示す指標です。サービス提供時間のうち実際に利用できた時間の割合で表されるため、問題文の説明に該当するので正解です。
イ(×): 機能性とは、システムが要求された機能をどの程度満たしているかを表す品質特性です。必要な機能が備わっているかを評価する概念であり、サービスが利用できた時間の割合を示すものではないため誤りです。
ウ(×): 効率性とは、システムが資源(CPUやメモリなど)をどれだけ効率よく使って処理を行うかという性能面の特性です。処理速度や資源利用の効率に関する概念であり、利用可能な時間の割合とは関係がないため誤りです。
エ(×): 使用性とは、利用者がシステムをどれだけ使いやすいかという観点の品質特性です。操作の分かりやすさや学習のしやすさなどを評価する概念であり、サービスが稼働していた時間の割合を示すものではないため誤りです。
ポイント
可用性は「サービスがどれだけ止まらず利用できるか」を示す指標です。SLAでは稼働率(例:99.9%)として表されることが多い点を覚えておきましょう。