問題
ストラテジ系
問31 リーン生産方式による業務改善の観点であるムリ,ムラ,ムダのうち,ムダに当たるものとして,最も適切なものはどれか。
選択肢
- ア属人化していて,担当者によって作成物の品質が異なる作業
- イ組織の能力以上に負荷をかける無謀な計画や作業標準
- ウ待機や必要以上の加工など,付加価値を生まない動作
- エ長時間,身体の一部に負担がかかり,健康を害するおそれのある作業
解説
正解:ウ
概要
この問題は,リーン生産方式の「ムリ・ムラ・ムダ」のうち「ムダ」に当たるものを問うものです。三つの観点の定義の区別がポイントです。
正解の理由
ムダとは付加価値を生まない動作や作業のことであり,待機や必要以上の加工はこれに該当します。
各選択肢の解説
ア(×): 担当者によって作成物の品質が異なる属人化した作業は,作業のばらつきを意味するためムラに当たります。
イ(×): 組織の能力以上に負荷をかける無謀な計画や作業標準はムリに当たります。
ウ(〇): 待機や必要以上の加工など,付加価値を生まない動作はムダの正しい説明です。
エ(×): 長時間身体の一部に負担がかかり健康を害するおそれのある作業はムリ(過負荷)に当たります。
ポイント
ムリ・ムラ・ムダの定義:ムリ=組織や機械の能力以上の無謀な要求・過負荷,ムラ=作業量や品質の不均一・ばらつき,ムダ=付加価値を生まない行動・作業(過剰在庫・手待ち・過剰加工・不良品など)。トヨタ生産方式に由来する概念で,リーン生産方式の基礎となっている。